大切な鳴り物の湿気対策!対策方法も解説◎
人のからだと深い関わりをもつ湿気。
湿度が高くなるとだるさを感じたり、体調不良を感じられる方も多くいらっしゃると思います。
わたしたちの大切な【鳴り物】も同様にこの時期急激にストレスを感じるのをご存知でしょうか?
今回は、そんな湿度と快適に付き合っていける救世主をご紹介いたします。
湿度によって鳴り物にどんな影響があるの?
動物の皮など天然の素材でできている鳴り物(和楽器)にとって、「湿度」は大変なストレスを与える存在です。
湿度管理を怠ると・・・
×皮や本体の破損
×本体の膨張・伸縮による音程のくるい
×カビ・悪臭
×装飾の色落ちやはがれ
といった悪影響が起こります。
決して安いものではない鳴り物たち。
管理方法により、上記のようなストレスから守れるならば、守りたいですよね。
鳴り物を湿度から守る神アイテムとは?
そこで本日ご紹介するのがこちら。
鳴り物の音響保持の強い味方!!
高級音響湿度保持剤です。
中身はこのような感じ。
2枚セットになっております。
高級音響湿度保持剤とはなんぞや?
『音響保持剤』あまり聞きなれないですよね。
簡単に言いますと『楽器にとって最適な湿度環境に調節してくれる』優れものなのです。
下記に効能などをご説明させていただきます。
【効能】
・・・・・
新ひびきは楽器愛用の皆様からのご要望に応え、研究及び実験を重ね完成された楽器専用の保存剤です。
数種類の高性能剤の配合により、乾燥させるだけではなく収納ケース内が常に一定の状態を保つ様作られています。
楽器の収納ケースが高湿の場合>>
多量の湿度を吸着!
湿度が下がり乾燥状態>>
吸着された水分を徐々に放出!
一定環境を作ると共に、ともすると発生しがちなカビ・悪臭の防止効果も施してあります。
※2枚入り(1シート50g 22cm×22cm)
【成分】シリカゲル・防虫、防カビ、抗菌剤
【有効期限】開封後約4か月
大切な鳴り物をお守りします。
阿波踊りでは、大太鼓・締太鼓・三味線・笛・衣装など多岐に渡りご使用いただけます。
高級音響湿度保持剤の使い方
使い方はこのような感じ。
ささっとケースなどに忍ばせるだけ!
(使用写真はグレー色のものですが、今回ご紹介のものは『白色』になります)
岡忠の三味線スタッフは、胴袋の中の和紙袋の中にさらに『保持剤』を♩
2枚組なので、皮の両面に。安心感がすごいですよ。
大太鼓も皮の両面を挟むようにして。
さらにやっておくと良いこと
『音響保持剤』を忍ばせると共に、普段の管理方法でお勧めしていることをご紹介いたします。
1.鳴り物を風通しのよいところで陰干し
しばらくご使用されていない鳴り物も、現在使用されている鳴り物も同様です。
また、提灯なども同じです。
お天気の日を見計らってケースから出してあげます。
皮や本体を綺麗な布で乾拭きをしてあげて、風通しをします。
特にしばらく使用されていない『締太鼓』は一度解体してあげるととっても良いですよ!
2.頻繁にさわってあげる
これはもう、できるだけさわってください。
少し叩いたり、鳴らすだけでも大丈夫です。
不思議なのですが、三味線も頻繁に弾いていると皮が断然長持ちするんですよね。
できるだけ、思い出した時で大丈夫なので、ぜひさわってあげてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
人にも鳴り物にも影響を与える湿度。
少しでも快適に過ごせるヒントになれば幸いです。