《流し歩く》阿波踊り三味線特有の便利グッズ
通常、三味線といえばお座敷や舞台などで座って演奏する姿を想像されることが多いと思います。
しかし阿波踊りの三味線は異なります。
基本的に立ち弾き、野外の演奏では爪弾きながら流し歩きます。
今回は、そんな阿波踊り三味線ならではのお役立ち商品をご紹介いたします。
▼三味線をしっかり支えてくれる《ぞめき棒》
まず、立ち弾きをするために、三味線を支えることが必要となってきます。
通常座って弾く場合は、ご自身のひざで三味線を支えることになりますが、立ち弾きの場合はどこで三味線を支えればよいのか・・・?
そのお悩みを解消してくれるのがこちら。
その名も《ぞめき棒》。
I型とL型の2種類の形状あり、それぞれ着付け方によりお選びいただきます。
I型は男着付け用
L型は女着付け用
このほかに、ショルダーストラップなどで肩から吊るしている方もいらっしゃいます。
▼三味線を抱えた移動時にとても便利な《バチホルダー》
次は便利グッズのご紹介。
こちらも流し歩く阿波踊り三味線特有の商品になります。
座らずに、歩きながら爪弾く阿波踊りの三味線は移動が大変。
片方の手は三味線を支え、もう片方の手はバチをしっかりと握りしめて・・・
特に桟敷間をばたばたと移動する阿波踊り本番は、本当に大変です。
バチをどこかに差し込められたら・・・
そんな想いを商品化しました。
《バチホルダー》です。
帯に差し込んで使用します。
片手がバチを握り続けなくて済む。
シンプルですが、これだけで随分と救われるんですよね・・・
(※バチの存在を忘れてしまって、しゃがんで落としてしまうのにはご注意ください!)
▼野外での音合わせに役立つ《クリップ式チューナー》
基本的には、調子笛を懐に忍ばせておいて、耳で聴いて合わせることが耳を鍛えるためには大切ですが、喧噪の中の野外での音合わせはなかなか大変なもの。
その時にあると安心なのは、《クリップ式チューナー》。
天神部分などにはさみ、調弦します。
三下がり6調子なら1弦からD・G・Cに合わせます。
岡忠で取り扱っているチューナーは、すべて安心のKORG製品。
KORGならではの高い精度と感度、ホールド感があります。
もちろん440Hzにも、442Hzにも合わせられる優れもの。
絶対に音をはずせない舞台演出にも役立ちます。
阿波踊り独特の発展をとげた三味線スタイル。
凛とした演奏姿の裏には、同じように阿波踊り独特のグッズに支えられています。