大切な伝統文化を守る~伝統×クラウドファンディング~
徳島は海陽町にて430年余り前から受け継がれているお祭りがあります。
四国最大の大滝・轟の滝をご神体とされる『轟神社』の秋の例大祭です。
その例大祭が11月10日に開催されました。
氏子の担ぐ暴れ神輿が滝つぼに飛び込んでいく「滝入り」は壮絶なクライマックスシーン。
その氏子の方々は前夜から神社に篭られ、冷たい滝で禊を行います。
今回、海陽町出身で藍染作家の永原レキさんはじめ若い氏子の方々が立ち上がり、轟神社の修繕・保護のため、支援者を募るプロジェクトを立ち上げ、クラウドファンディングを成功させたことも大きな話題となりました。
※詳しくは以下のページに
【阿波海部・轟神社】海山つなぐ伝統の滝渡御支援プロジェクト
https://readyfor.jp/projects/awakaifu-todoroki
そんな轟神社の紋様が、東京オリンピック・パラリンピックのエンブレムをデザインされた野老朝雄さんにより奉納されました。
TOKYO2020公式HPより(https://tokyo2020.org/jp/)
阿波藍と東京オリンピックがきっかけとなり訪れた海陽町で、参拝された轟神社本滝の壮大さや祭りの由縁・歴史に感銘を受け、紋様を制作・奉納されたそう。
その紋様奉納をきっかけに、神輿担ぎ手の白装束をこの紋様を取り入れたものへと新調されることとなったそうです。
レキさんにご縁をつないでいただき、新しい白装束の製作とクラウドファンディングの返礼品の1つである手ぬぐいを岡忠が担当させていただきました。
野老さんにも直接ご来店いただき、藍についてお話を聞かせていただきました。
微力ながらプロジェクトに参加をさせていただき、とても貴重な時間となりました。
神社×クラウドファンディング・・・
非常におもしろく未来のある話に、お話をお伺いした時わくわくしました。
古き良きものと新しい力。
2つがお互いを尊重しながら結びついていくことにより強く強く地盤が固まっていく気がします。
日本にあるたくさんの伝統文化、お祭り文化。
それにふれた時に華やぐ気持ちや、わくわくする気持ち。
阿波おどりと同様に、守りつづけたいと、強く思います。