阿波踊り衣装をつくる-お打ち合わせ no.2-
新緑がきらきらとまぶしい季節になってきました。
岡忠では連日、新規お衣装の打ち合わせが続き、夏の気配が色濃くなっています。
岡忠の裏の神社では、生命力いっぱいに木々が芽吹いていて、衣装のデザインでパソコンにかじり付きの岡忠スタッフを癒やしてくれています。
今日は、新しい衣装の打ち合わせの様子を少しご紹介。
女踊りの衣装のお打ち合わせをさせていただきました。
この日のお打ち合わせでは、お客さまのご希望に添ってデザイン画を作成し、文字やデザインの配置がわかりやすいように、ゆかたを小さく形どった雛形を作成。
この雛形で、大体のデザインのバランスや柄の配置などを確認していただきます。
▽デザイン違いの2種類の雛形をご用意▽
そして、その雛形のデザインを基に、実際に白地のゆかたを着付け、実寸サイズの文字やデザインを貼り付けて、柄の出方を確認していただきました。
女踊りの衣装は、着付け方により文字の配置やデザインの出方が全く変わって参ります。
実際に着付けた際に、デザインがどのように見えるのか・・・
▽裾と袖に実寸サイズの連名とデザインを貼り付け、着付けた時の見え方を確認▽
着付け方によれば、裾に配置している連名やデザインが全く見えなくなってしまう場合が多々あります。
せっかくの連名やデザインをできるだけ見せるために、どうすればより美しい衣装が仕上がるか、お打ち合わせを重ねます。
この日は、まだ着付け方が決まっていなかったので、大まかな柄の出方のイメージを確認していただきました。
このように、デザインを実寸サイズでご確認いただくことは、岡忠の衣装製作において大切にしているこだわりです。
実寸の型紙を使用することで、小さな型紙ではわからない、細かな修正部分が見えてきます。
このような修正を繰り返しながら、デザインが完成していきます。
手間と時間はかかりますが、連の顔となる大切な衣装。このやりとりは欠かせません。
今回は、すそよけ・帯締め・帯上げの実物もご覧いただきました。
ゆかたのお色味に合わせて、トータルコーディネートをしていただけるのも、阿波踊り用品を一式扱う岡忠ならではだと思っています。
使用日が間近で納期に日にちがない場合など、このようにお打ち合わせにお時間を重ねることは難しい場合があります。
その場合でも衣装のデザインバランスの確認においては、基本的には、当社でしっかり実寸大に型をおこし、美しく見えるように調整しております。
しかし、細かなイメージの共有や、上記のようなトータルコーディネートなどなど…やはり丁寧なやりとりができるに越したことはございません。
新規衣装の受注〆切が間近です。
新規衣装をお考えの方は、できるだけお早めにお声かけいただければと思います。
◎新しい衣装をお考えの方◎
まずは、お気軽にお問い合わせください。
デザインが決まっている場合は、デザインデータなどメール等でお送りいただくようになります。
デザインが決まっていない場合も、「こんな柄を入れたいな」「こんなピンク色のハッピがいい」などなど、ご相談いただければ、ご希望をお伺いしながら弊社でデザインをさせていただきます。
詳しくは、衣装作製の手順 を御覧ください。
■衣装作製の手順
■過去の衣装製作についての記事はこちら
■衣装作製事例
今までに作製したオリジナル衣装の写真を多数掲載しています。
よければ衣装のご参考にのぞいてみてくださいね。
https://www.okachu.com/gallery-info/