フランス・パリで阿波おどり!『ジャポニスム2018』
日仏友好160年にあたる今年、フランスは芸術の都パリで、大規模な日本文化・芸術の祭典『ジャポニスム2018:響きあう魂』が開催されています。
(画像はジャポニスム2018公式HPより拝借)
日本各地で大切に守り伝えられてきた民俗芸能や、それぞれの土地の人々に長く親しまれてきた生活文化を取り上げ、フランスでまだ知られざる日本を見つけてもらう機会を創出するというコンセプトの基、開催されているお祭りです。
期間は2018年7月より2019年2月までとおよそ8ヶ月にも渡り、歌舞伎では中村獅童さんや七之助さんが公演をされたり、ほかにも能・狂言、雅楽から、現代演劇、アート、マンガ・アニメ等まで、さらには地方の魅力発信に資する日本食・酒、祭り、伝統工芸などと大規模なイベントです。
そのお祭りに、徳島からは県阿波踊り協会と阿波おどり振興協会から選抜された踊り子さんたちが約40人参加し、社長もその一員として参加させていただきました。
そんなフランス・阿波踊りレポートを少しお伝え致します。
10月19日(金)
今回のフランス遠征初舞台は、パリ日本文化会館にて。
主催者である国際交流基金さんが運営している”パリにおける日本文化の発信・文化交流拠点”。
こちらのホールで踊りを披露させていただきました。
初日から反応は上々。
フランスの方など約130人が訪れたそうです。
観に来てくださったお客さんに阿波踊りの起源や踊り方などを紹介・ご披露し、一緒に踊りました。
10月20日(土)
パリ・アクリマタシオン庭園にて、ジャポニスム2018『地方の魅力-祭りと文化』が開幕。
アクリマタシオン庭園ステージにて演舞。
オープニングを飾りました。
初日の動員数は約21000人だそうで、主催者の方の予想を大きく上回った人数だったそうです。すごい。
阿波踊りを興味深く観てくださり、踊り手にも力が入ります。
阿波踊りのレッスンなどもあり、楽しい時間をご一緒できました。
公演後、流し踊り。
鮮やかな水色のハッピは、地元フランスの阿波踊り団体『繋連(つながりれん)』さん。
阿波踊りレッスンや流し踊りなど、一緒に盛り上げてくださいました!
午後からは、その繋連さんと交流会。
今や世界中に広がりを見せる阿波踊り。
アメリカ、カナダ、インドネシア、ブラジル・・・阿波踊りの人を惹きつける力を改めて感じました。
10月21日(日)
この日は、徳島が誇る阿波藍の展示販売会場にて公演。
藍染のお店 JAPAN BLUEさんにて。
美しい石畳の庭園で、フランス遠征選抜メンバーと。
天水連山田連長・酔狂連江渕連長といっしょに。
10月22日(月)
「地方の魅力-祭りと文化」の最終日。
初日同様、アクリマタシオン庭園での素晴らしい盛り上がりに踊り手のテンションも最高潮に。
それにしてもすごい観覧の方の人数!!
流し踊りでは、ステージを観覧してくださっていたほとんどのお客さんたちが付いて来てくださり、大移動でした。
たくさんのご声援に、ただただ阿波踊りのエネルギーを感じます。
フランスの方との輪踊りでは、密集状態にも関わらず、頻繁に踊り子が発する「ヤットサー!!」の掛け声に驚かれながらも、本当にたくさんの方に楽しそうに踊っていただきました。
改めて阿波踊りは、国や人種を飛び越えて人を惹きつける魅力があるのだと感じました。
おそらくこの祭典に関わる全ての方が感じたことだと思います。
徳島が世界に誇る阿波踊り。
フランスのみなさんを阿波踊りの熱狂の渦に巻き込み、熱い4日間が終了しました。
関係者のみなさん、お疲れ様でした。
ジャポニスム2018:響きあう魂